「小島ゆかり」
「シリーズ 牧水賞の歌人たち Vol.6 小島ゆかり」を読みおえる。
青磁社、2011年5月・刊、174ページ。
6月5日に、購入を報告した本である。
批評的な文章の苦手な僕が、よく読みおえられたものだ。ただし「春日井建の世界」も「塚本邦雄の宇宙」も(ともに思潮社・刊)読んではいるけれど。
僕は彼女の「作品集」と、その後の歌集をすべて、買って読んでいる。
彼女の明るい笑顔、ユーモアのあるエッセイ、若い時の苦労など、親しみやすい人のように思っていた。
しかし彼女は、まっすぐな心と、厳しい修練によって、高度なレトリックを得た、遠い高みの人だった。
かつて「コスモス短歌会F県支部」の先輩が、「小島ゆかりさんは、シンデレラ姫だねえ」と呟いた。
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