「詩の研究会」8月例会
今日の正午より、F市内の某カルチュアセンターの1室で、「詩の研究会」8月例会が持たれた。
メンバーは、詩誌「群青」の同人である、僕、こぐま星座さん、AUさんの3名である。
テキストはAUさんが、光森裕樹・歌集「鈴を産むひばり」などより、作成したものだった。
AUさんが、この歌集の評価されている所は?と訊くので、きらきらした感性だろう、と僕は応えておいた。
また、こぐま星座さんがこの歌人の才能を、羨んでいた。
3人がピックアップした1首と、そのネームを記す。
母と呼ぶひとふたりゐてそれぞれが説くやさしさの違ひくるしき(新サスケ)
たとへば、だ たとへば僕が飛びおりる高さとしてのブルジュ・ドバイ(こぐま星座さん)
柚子風呂の四辺をさやかにいろどりて湯は溢るれど柚子はあふれず(AU)
9月例会の日と、テーマをまとめる人を決め、午後3時に散会した。
AUさん、コメントを下さり、ありがとうございます。
口頭でのやりとりは、誤解を生じますね。
投稿: 新サスケ | 2011年8月21日 (日) 17:25
柚子風呂は、そういう光景を以前、銭湯で見たことがあると言ったのです。 いいと思うのは次の歌です。
ロッカーにトランクを入れ飲みさしの缶コーヒーを入れ冬の駅
使い道なきものとしてビル双つ写る素材を選り分けてをり
六面のうち三面を吾にみせバスは過ぎたり粉雪のなか
だとしてもきみが五月と呼ぶものが果たしてぼくにあつたかどうか
まして死を拒む理由をもたざれば夏の廊下をわれは好みき
ゆふぐれの色が出ないとねえさんは緑の絵の具を二本も絞る
他にもいい歌はたくさんありました。
投稿: AU | 2011年8月21日 (日) 16:19