「日本の街道」(全8巻)より、第5巻「京への道」を見おえる。
集英社、昭和56年・刊。
箱、帯、月報。
裏側の帯に、「豊富な写真(カラー80余点・モノクロ170余点)を採用。」とあるように、現在の普通であるオールカラーには遠い。
また撮影に人為があると思われる写真もある。たとえばこの巻の、「如意山厭離庵の小径」と「東山・法然院」の落ちた椿花の散りかた、「長岡京・光明寺」の紅葉の散りかた、などである。
むしろ「清水の二年坂」の石畳道(?)のほうが自然で、ゆかしい。
「大和の祭りごよみ」が、モノクロ写真(5枚)を採りながら、古式ゆたかな祭りを紹介していて、僕は惹かれる。
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