電子書籍版「死の淵より」
スナップブック社に依頼して電子書籍化して貰い、CDに収めた10冊(7月26日のこのブログを参照)のうち、高見順・詩集「死の淵より」を読む。
作家・高見順が食道癌となり手術を受け、闘病しつつ亡くなるまでに綴った詩を集めたものである。単行本詩集「死の淵より」とその前後の詩を収めてある。
僕はこの文庫本を、数回、読んできた。
CD版で異質なのは、本では2ページ見開きを1単位のように読むのに、ここでは1ページずつ捲っていくことである。
この詩集の中に好きなフレーズがあるのだが、電子書籍では気持ちがぴったり来なかった。また象徴化された死の不気味さが、つよく感じられた。
CDに収められた電子書籍という事で、機械の冷たさを感じるからかも知れない。いずれ慣れる事だろうか。
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