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2011年10月16日 (日)

藤井光子「花時計」

Cimg5401 藤井光子さんの第2歌集、「花時計」を読みおえる。

 2003年、砂子屋書房・刊。

 彼女は、愛知県・在住、「未来」所属。

 257首を収める。岡井隆の跋文、「『花時計』の作者に」を付す。

 歌舞伎、能を観劇する教養をもち、国内、外国を旅行しての作品も多い。

 僕の及びもつかない境涯である。(僕は僕なりに詠むしかないだろう)。

 彼女は、心を鎧う場合があるというか、見得をきったような作品が散見されて、気になる。

 以下に7首を引く。

三月は幹の瘤さへつやめくをとりのこされてゐる昼の月

さみだれや春琴ごつこなししとふ潤一郎とその妻松子

山いくつゑぐり採りしかここかしこ巨き窪あり瀬戸珪砂鉱

偏愛に似たれば重くなつかしき聖護院大根抱へて帰る

水面打つ櫂ひそやかにゴンドラは狭き運河の橋くぐりゆく

逃亡はもはやかなはぬ外壁を亜麻色に塗りやさしく棲まむ

PK戦まで追ひつめずひたすらに黒豆を煮む来世紀まで

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