« 「詩集ふくい 2011」 | メイン | 「大英博物館 4」 »

2011年11月 7日 (月)

瀧春一「菜園」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第4巻(昭和56年・刊)より、2番めの句集、瀧春一「菜園」を読みおえる。

 原著は、昭和15年、泰文堂・刊。

 518句と、水原秋櫻子の長い序文、本人の後記を収める。

 戦時下の句集だから、「征」「歓送」「英霊」などの語が見られるが、生活吟と等しい吟じかたをされている。

 以下に5句を引く。

箸措きぬ初雁鳴くといふからに

おとめ凭り化粧ひす枯木新鮮に

踏切のかね雪晴の空に鳴る

横文字の貸家の札に蟬しぐれ

初富士に工場地区の音止みぬ

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/27410505

瀧春一「菜園」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート