「歌壇」12月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2011-12月号を読みおえる。
特集の「わが誌の創刊号を読む」はあまり読まなかった。
上田一成さん(「ポトナム」「ゑちうど」所属)の「首根っこ」12首に注目する。
総合歌誌の新号なので、気を使うが、3首を引く。
ペパーミントの二粒ほどを舌の上にころがすうちに来てゐる晩年
なが月の半ば過ぎても咲きほこり飽きられてゐるこのさるすべり
雨あとの水嵩増せる溝川のしどろもどろの藻の草の 僕
他に福士りかさん「しろがねの水」7首他、散文でも「コスモス」の歌人が活躍している。
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