昨日に続いて、同人詩誌「アリゼ」の、第145号を紹介する。
2011年10月、アリゼの会・発行。
同誌は、兵庫県・在住の詩人をおもに同人とし、以倉紘平氏が発行人となっている。
詩20編、エッセイ12編を収める。
詩では、Y幸子さんの「手をつないで」が、父のDVを振るう家庭に育った傷と、その癒しへの歩み出しを描いて、僕は感銘を受けた。
またA優子さんの詩「蝶の夢と林檎の木」は、副題に「3・11から半年、9・11から十年」とあるように、震災(人災の面もある)とテロリズム(あるいは聖戦)の時代にあっても、希望を失うまいとする姿勢がある。
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