「本に…」
先日の昼休みどき、同僚が1冊の本を提げて歩いていた。
僕は、「それ、何の本?」と訊いてみた。
彼は、「〇〇さん(僕の姓)が気にするような、上等の本じゃないですよ」と答えた。
僕は思わず「本に貴賤はない!」と叫んでいた。
実感として、本に貴賤は無い。
作品に、優劣はある。レトリック(修辞)、アイデア(着想)、構成などに、優劣はあるかも知れない。
しかし作者の思いの篭もった作品に、貴賤、上下はない。そういう感じ方で、僕は本や冊子を読んでいる。
ただし、茶化しやゴマスリはいけない。それらは世間への敗北であり、自分への敗北である。
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