総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2012年9月号を読む。
小島ゆかりさんの岡野弘彦氏へのインタビュー「歌は世につれ情(よ)は歌につれ」は、第5回めとなり、岡野氏の話が個人崇拝へ向かいそうな危うさを、僕は感じる。
巻頭作品20首に、柏崎驍二氏の「家号」がある。
高野公彦氏の「短歌練習帳」は、20回めに至った。先達の歌の知恵は受け継ぎたいが、設問形式である事が引っかかる。
還暦を過ぎた僕は、もうテストを受けたくない。ただし、楽をして手に入る知恵は、ないかも知れない。
特集「アラ卒歌人のうた」は内容も良く、編集も良い。ただ、わが身にはまだ遠い事のように、僕には思えてしまう。
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