« 春日井建「未青年」 | メイン | 中日新聞夕刊 »

2012年8月29日 (水)

エッセイ集「ネパールのビール」

Cimg6376 日本エッセイスト・クラブ編「’91年版ベストエッセイ集 ネパールのビール」を読みおえる。

 文春文庫、1994年・刊。67編。

 8月21日に紹介した、「’90年版 チェロと旅」に次ぐものである。

 著名作家や大学教授など、社会的地位の高い人の、日常のひとコマ、ある場面の回想などが多くて、僕としては興浅い作品もあった。

 田中博子(たなか・ひろこ)さん(主婦)の「筍」は、母の認知症が進んで行くさまに気づきつつ、優しい気持ちで接したいという思いに満ちている。

 土屋繁子(つちや・しげこ)さん(当時・中央大学講師)が、「当世学生『本離れ』気質」の末尾で、「本の形態が不要になる時代、コンピューターに取って替わられる時代、などというものがいずれやって来たとしたら、」と記して、現在の「電子書籍の出現」を予言していたようで、興深い。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/29667737

エッセイ集「ネパールのビール」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート