エッセイ集「思いがけない涙」
日本エッセイスト・クラブ編「’88年版ベスト・エッセイ集 思いがけない涙」を読みおえる。
文春文庫、1991年・刊。
このブログの、先の8月2日付け記事で、購入を報告した本である。シリーズものの1冊が欠けていたからだ。
上野動物園・園長(当時)の中川志郎(敬称・略)のエッセイは面白くて考えさせられる。「’87年版」「’89年版」にも載っていて、これまでのところ、3年連続掲載は珍しい。
今回は、「動物たちの老後」と題して、キリンの群れのボスだった「高太郎」が、座を追われたあと、ダチョウの1羽と友情を結んで24歳の高齢を全うした話である。
また戦中派・阿川弘之の「SUNSET,06:39 GMT」と、戦無派・バブル青春世代の俵万智「修学旅行いまむかし」が、隣り合わせで並んでいる事も、時代の移り目を表していると、僕は考える。
こぐま星座様、コメントを下さり、ありがとうございます。
「群青」の事を含め、宜しくお願いします。
30号が出たなら、また合本を造ってもらいましょう。
投稿: 新サスケ | 2012年8月 7日 (火) 13:58
本棚の埃をとっていたら詩誌「群青」の合本が出て来ました。創刊号から10号までの。
いやー懐かしかったなぁ。今もその気持ちは変わらないつもりだけど、この頃もみんな、がんばっていたんだなぁとしみじみ思いました。「群青」よ!これからもよろしく…ってカンジですかね。
投稿: こぐま星座 | 2012年8月 7日 (火) 11:11