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2012年10月13日 (土)

柏原兵三「独身者の憂鬱」

Cimg6491 柏原兵三の小説「独身者の憂鬱」を読みおえる。

 中央公論社、1978年4版(1972年初版)。

 箱あり、帯なし。今月6日のこのブログで、買った事に言及している。

 柏原兵三(1933~1972、満38歳で急逝)は、ドイツ文学者、大学教員、作家、翻訳者。

 1968年、「徳山道助の帰郷」で、第58回芥川賞受賞。

 主人公は、大学卒業、修士課程、博士課程に進む。

 その間に、大学の先輩関係者の外国留学により、その部屋を預かって住む、という事を3回(1回、1年~1年半)繰り返す。

 主人公が、部屋をきれいに住み、部屋を出る時に汚れ傷みが無い、という話が1部で広まったためである。

 主人公は、淡い恋が何度かありながら、結婚の目途としていた「3並び」(33歳のこと)になっても結婚しない。現代の晩婚・非婚を、先取りしているようだ。

 主人公の、医学部を辞め、文学部に入り、ドイツ文学を研究して博士課程に進む、という設定は著者と同じであるが、著者には(ウィキペディアに拠ると)息子がいるので、私小説とは言えない所がある。

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