「コスモス」12月号
僕の属する短歌結社・誌「コスモス」の、2012年12月号を読みおえる。
ただし例により、初めから「その一集」特選欄まで(35ページまで)と、「COSMOS集」(その二集、あすなろ集の、特選欄—5首掲載、まれに6首—。7ページ)、「新・扇状地」(15首ずつ、2名)、他である。
今号で僕が付箋を貼ったのは、「月集 シリウス」の、A道夫さん(大阪)の4首(23ページ上段)より、次の作品である。
夜の蟬が「爺イ」と鳴きて声絶てりこの捨て台詞きき流すべし
瞬時の事柄と心理を、短歌にドラマ化するには、力量が要る。
啄木の短歌を思い出す。啄木は小説家を目指した事があるから、このような場合の機微を捉えて作品化する事は、うまかったと僕は思う。
ダウンロード・フォト集より、原題Autumnal Leavesの1枚。
本文とは無関係。
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