花神社「石原吉郎全詩集」より、「石原吉郎句集」を読みおえる。
原著は、1974年、深夜叢書社・刊。
俳誌「雲」に、1958年~1961年に発表した155句と、14句への自解を載せる。
彼には、詩作以前に俳句を吟じた時期があり、今度は「雲」に誘われての、約3年間の句作だったという(句集あとがきに拠る)。
その中で、詩作では追い詰めて行く心を、句作では解放しているようだ。
以下に2句を引く。
絶叫や柘榴の傷はもはや癒えず
ヘルニアと未来をもちて寒に入る
ダウンロード・フォト集より、野の花の1枚。
本文とは無関係。
コメント