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2012年12月 6日 (木)

「石原吉郎句集」

 花神社「石原吉郎全詩集」より、「石原吉郎句集」を読みおえる。

 原著は、1974年、深夜叢書社・刊。

 俳誌「雲」に、1958年~1961年に発表した155句と、14句への自解を載せる。

 彼には、詩作以前に俳句を吟じた時期があり、今度は「雲」に誘われての、約3年間の句作だったという(句集あとがきに拠る)。

 その中で、詩作では追い詰めて行く心を、句作では解放しているようだ。

 以下に2句を引く。

絶叫や柘榴の傷はもはや癒えず

ヘルニアと未来をもちて寒に入る

Phm10_0103
ダウンロード・フォト集より、野の花の1枚。

本文とは無関係。

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