「リルケ書簡集 Ⅰ」
昭和61年、国文社・刊。
昨年8月23日のブログ記事に、この4冊の購入を報告している。
また昨年11月22日の記事で、この書簡集を読むと書いているから、40余日で第Ⅰ巻を読みおえた事になる。
リルケの書簡は、翻訳当時に未発表の物を含めて、とても多い。リルケが手紙を多く書いたというだけでなく、当時の通信手段の事情にも由るのだろう。
第Ⅰ巻の中で、劇作家として活躍しようとする青年リルケの、若い言葉を聴ける。のちの陰鬱さもない。
しかし作品の真剣さには及ばない。
作品を創ろうとする者は(アマチュアであろうと)、作品だけで評価される、と覚悟しなければならないのか。
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