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2013年2月 6日 (水)

詩誌「アリゼ」第151号

Cimg6759 兵庫県に在住の詩人・S陽子さんが、お便りと共に、同人詩誌「アリゼ」、第151号、第152号を送って下さった。

 まず第151号を紹介する。

 2012年10月、アリゼの会・刊。

 昨年9月16日付けの記事、「『アリゼ』150号記念号」に続く号である。

 詩作品の他に、「船室」と題されるコーナーに書評等4編、「船便り」と題されるコーナーにエッセイ8編、計12ページが載る。

 散文の割合が多いのではないか、と僕の感じではする。ただし隔月刊でもあり、会員の旺盛な表現欲を充足させるには、良いのだろう。

 T和美さんの短詩「渚」に惹かれたので、以下に全文を引く。

  渚

    T和美


流木に火を点けると

 かろやかに青い炎が立つ

長く海を漂った木は

 静寂のように燃えるのだ

繰り返し夜の砂を噛む波よ

すべて灰になったら

かえしてあげる

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