「コスモス」4月号
結社歌誌「コスモス」2013年4月号を読みおえる。
ただし初めより「その一集」特選欄までと、「COSMOS集」、「新・扇状地」など。
散文では、Fりかさん「展望 淡さを生み出すもの」、Kゆかりさん「日本語こぼれ話13 のんのさま」が興深かった。「のんのさま」に近い当地・方言に、「なんなはん」「まんまんちゃん(幼児語)」がある。
僕が付箋を貼ったのは、「その一集」特選のS美恵子さんの5首より、次の1首である。
道沿ひの冬のけやきの下に聴く梢の沈黙、瘤のつぶやき
短歌では、アマチュアにも(彼女はベテランだろうが)名作が生まれる場合がある、と伝える。この1首は気品があり、味わいがあり、名作である。
本文とは無関係。
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