「歌壇」6月号
このブログの5月18日の記事で、入手を報せた歌誌、「コスモス」「歌壇」各2013年6月号より、「歌壇」(本阿弥書店)を読みおえる。
特集の「近藤芳美生誕百年―晩年の歌境」では、盟友・岡井隆の「近藤芳美の晩年について 総論」を始め、7編の論が並ぶ。僕は近藤芳美の短歌を、歌集としては1冊も読んでいないので、「近藤芳美集」に読み入るのが楽しみである。
もう1つの特集「父の詠む子の歌―家長から育メン」まででは、小塩卓也の「若き父よ、もっともっと子を詠え 総論」、黒瀬珂瀾・選の「『父』のうた五十首」、栗木京子・本多稜・大松達知の鼎談「短歌に見る変貌する父と子の関係性」が、いずれも興深かった。
今号は、短歌作品のみでなく、文章も多く読んだ。
コメント