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2013年5月 1日 (水)

大松達知「スクールナイト」

Cimg6928 大松達知(おおまつ・たつはる)氏が、「コスモス短歌会」F支部へ贈って下さった歌集のうち、第2歌集「スクールナイト」を読みおえる。

 2005年、柊書房・刊。

 帯、465首。29歳から33歳の作品。

 彼は高校生時代に短歌を詠み始め、中学・高校で英語を教えている。

 既婚であり、当時は子供さんをもたなかった(現在は、1子をもうけていられる)。

 そのような状況で、時に軽妙な詠みぶりに読まれながら、彼は文学(言葉、短歌)と人生の深部を探っているようだ。

 以下に7首を引く。

焼きそばをあと何度食ふ人生か 味濃かりけり母の焼きそば

あなたには(くつしたなどの干し方に)愛が足らぬと妻はときに言ふ

いつしんに砂地を掘りてゐる夢をおだやかなりし日の果てに見つ

お米おねがい 失踪前のメモのごとく妻の指令がくだされてゐる

われとわが父のジョークは似てゐるとふきげんなとき妻は言ふなり

私語ほども罪はなけれど不登校の生徒の親がひたに謝る

まじめにてやや鬱気味の生徒なりき うるせーばばーと言つて治りき

 

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