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2013年5月 8日 (水)

木村蕪城「一位」

 角川書店「増補  現代俳句大系」第6巻(昭和56年・刊)より、10番めの句集、木村蕪城「一位」を読みおえる。

 原著は、昭和22年、藤田書店・刊。

 先の4月11日の記事(←リンクしてあり)、富安風生「村住」に続く紹介である。

 高浜虚子・序、315句、後記を収める。

 木村蕪城(きむら・ぶじょう、1913~2004)は、戦前よりの肺患が治癒し、結婚、また教職をまっとうしている。

 後年、俳誌「夏炉」を主宰。

 以下に5句を引く。

酌みこぼす焼酎燃ゆる榾火かな

石蹴をして榾運びなまけゐる

簷低し林檎の花の月夜なる

一壺酒のたくはへありて茸焼く

わが宿の八十八夜産湯焚く

Phm02_0080_2
ダウンロード・フォト集より、新緑の1枚。

季節に合わせて。

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