河信基「韓国IT革命の勝利」
宝島社新書、2000年・刊。
パソコン・インターネットの世界で、13年前は大昔であろう。僕の家にも現在は、光回線が通っている。
しかし当時に、日本のIT環境が韓国に劣っていた事は事実である。
今の韓国経済の状況を知らないが、日本が「失われた20年」を経験した1因に、IT環境整備に遅れをとった事があると、僕は考える。
本書は、韓国IT革命を謳って華々しい。ただし、それによる南北朝鮮の融和への期待は、今のところ外れているようである。
日本の詳しい状況を知らないが、ITもゲームや通販に浮かれていないで、産業、教育面での浸透が大事だと僕は考える。
もっとも産業や官庁の(手っ取り早く言えば、世間の)上下関係を廃する面に、ネットの優越性を認めるならば、話が別となる。
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