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2013年9月 7日 (土)

臼田亜浪「定本亜浪句集」

 角川書店「増補 現代俳句大系」第7巻(1981年・刊)より、8番めの句集、臼田亜浪「定本亜浪句集」を読みおえる。

 同巻では、8月30日の記事(←リンクしてある)に紹介した、桂信子「月光抄」に継ぐ句集である。

 原著は、1949年、石楠社・刊。

 この句集は、弟子たちが句を選んで、臼田亜浪(1879~1951)の古稀の祝いに献じられた本である。

 曲折はあったが50年の句業より610句を弟子たちが選んだ中より、僕が抄出するのは、畏れ多いというか、おこがましい事だが、例の事なので試みてみる。

 以下に5句を引く。

氷挽く音こきこきと杉間かな

丹念に炭つぐ妻の老いにけり

枯萩のむざと刈られし昨日かな

母子寮の厨に見えて葱白し

焼け残る塀の日向の薺かな


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