「歌壇」10月号
総合歌誌「歌壇」(本阿弥書店)2013年10月号を読みおえる。
目次ページが9月号と同じだったミスは、1珍事だろう。
短歌作品をおもに読んで、散文(評論など)では全部を読まなかったものもある。
高野公彦(「コスモス」編集長、他)の「へびの目」20首に注目。
次の「原子炉の炉心溶融(メルトダウン)の焦熱か今年の夏の日々の猛暑は」「原発の真上通つたカモメ言ふ 空があつーい、羽が抜けるよ」2首には違和感を持った。
「原発は薄目で海を見てをりぬ薄目の奥に光る蛇の目」は、汚染水流出を当時に予言していたようで、怖くさえある。
特別企画「筑紫歌壇賞の作家競詠」が、12氏の作品を載せて、健在ぶりに僕は喜んだ。
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