笠原仙一「明日のまほろば」
越前市にお住まいの笠原仙一さんが、第5詩集「明日のまほろば ~越前武生からの祈り~」を送ってくださった。
コール・サック社・刊、ソフトカバー、帯、栞。
彼は、日本詩人クラブ、詩人会議、福井詩人会議「水脈」、福井県詩人懇話会、各会員。
佐相憲一氏の栞解説文が、よくこの詩集を捉えている。
「第一章 まほろばの夢」では、険しい世相の中で、「弥勒菩薩半跏像」のように信仰にも心寄せながら、未来を見つめている。
「第二章 越前武生にて」では、さびれていく地元ながら、安住の里を描く。
「第三章 三・一一」では、東日本大震災・福島原発事故への心痛を述べる。自分の立つ立場がはっきりしていないと、書けない事だ。
「第四章 みらいごと」では、退職近い教職など過去を振り返りもしながら、明るくも思えない未来に立ち向かおうとしている。
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