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2014年3月14日 (金)

テオクリトス「詩集(抄)」

 平凡社「世界名詩集大成 (1) 古代・中世」(1960年・刊)より、テオクリトス「詩集(抄)」(呉茂一・訳)を読みおえる。

 4編の内、「第一曲 テュルシス」は、山羊飼いに所望された羊飼いテュルシスが、ダフニスの実らない恋を唄い上げ、礼を貰う、というストーリーである。

 「第二曲 禁厭(まじない)をする女」は、薄情な男を取り戻そうと、女が様々呪いをする話である。

 「第十三曲 ヒュラース」では、ヘラクレスに大事にされた少年ヒュラースが、泉のニンフらに取り込められる。

 「第十八曲 ヘレネーの婚礼」は、省略か欠落か、1部分しか載っていないので、ストーリーが今ひとつ判らない。

 ギリシア神話と世俗が、並列する世界である。

Photo無料写真素材集サイト「足成」より、湖の1枚。

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