ユウェナーリス「諷刺詩集」
平凡社「世界名詩集大成(1) 古代・中世篇」(1960年・刊)より、ユウェナーリス「諷刺詩集」を読みおえる。
今月3日の記事(←リンクしてある)、マールティアーリス「エピグラム集」に続く。
ユウェナーリスは16編の詩を遺し、第6歌が661行と長く、他は2、3百行程度の詩らしい。ここには第1歌、第3歌、第10歌を、さらに抜粋して邦訳してある。
諷刺詩は、機知を効かせた短詩を1かたまり、というのが良いように僕は思う。
更に物語的1編を、中断して訳されると、真意を受け取りにくい。
ただし解説には、「ヨーロッパの諷刺詩の伝統の真の始祖となった。」とあり、抵抗詩に影響していたかも知れない。
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