立原道造「暁と夕の詩」
Google Playブックスより青空文庫発で、タブレットに無料ダウンロードし、立原道造のソネット集「暁と夕の詩」を読みおえた。
この「暁(あかつき)と夕(ゆふべ)の詩」は、詩人が生前に構想していた「風信子(ヒヤシンス)叢書」の、第2集にあたる。
わずか10編のソネットを収める。14行詩を10編くらいまとめて、1詩集としたほうがお洒落な感じかも知れない。
1939年(昭和14年、第2次世界大戦の起こった年)に24歳の若さで逝いた詩人らしく、滅んでゆく優しさ、はかないものへの挽歌を、うたい続けたと僕は考える。
タブレットでは、フォントサイズを+25%とした。活字本と違う字体で、少し違和感があった。
今月25日の記事で紹介した、「優しき歌 Ⅰ Ⅱ」と合わせて、あと風信子叢書第1集の「萱草(わすれぐさ)に寄す」を読めれば、彼のソネットのおもな詩編は読める事になるのだが、今はサイトに見つけられずにいる。
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