中島敦「山月記」
Google Playブックスより青空文庫発で、中島敦の短編小説「山月記」を、タブレットに無料ダウンロードし読みおえた。
「山月記」は国語の教科書によく載るらしいが、僕は教科書やそれ以外でも読んだ事がない。
中国らしい、怪異変身譚である。翻案として良い作品である。
ただし古拙がなく、虎と旅人の泣き別れなど、日本的なようである。
僕は「聊斎志異」ほか、中国古話の本を持っているが読んでいず、上田秋成なども多くは読んでいない。中島敦の小説も初めてなので、評価ができない。これからも彼の作品に出会えば、読んでゆくだろう。
中島敦(1909年~1942年)は、漢学の家の出自で、東大を出て作家となったが、33歳の若さで逝いた。
コメント