恋坂通夫「花は咲くことのみ思い」
今月19日の記事、「届いた5冊」で紹介した内の1冊である。
2015年2月、詩人会議出版・刊。
恋坂さんは、「詩人会議」「福井詩人会議・水脈」「炎樹の会」「電通文芸同好会」「雪炎」「福井県詩人懇話会」会員。
全体は3部立てである。章分けはされていないが、目次では*印、本文では扉絵が付されている。
第1部では、奥様を亡くされた悲しみ、新しい奥様を得た喜び、別れて住むが優しいお孫さんたちが描かれる。
第2部では、若狭原発等、社会問題への思いを述べる。
第3部では、先の奥様が元気だった頃の、退職後に始めた喫茶店、飼い猫などが描かれている。
人生の思いの籠った詩集である。
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