永田和宏「近代秀歌」
永田和宏「近代秀歌」(岩波新書、2014年10刷)を読みおえる。
ある方より借りた本である。
対になる、同・著、同・新書の「現代秀歌」は、その人を含む2人に貸し、戻って来た。今年1月2日の記事(←リンクしてある)で紹介した。
この本も、明治以来、戦後の前衛短歌以前まで、100首とそれに付随して幾首かずつを取り上げ、10章に分けて解説している。
僕の知っている歌が多かったが、あるいは微細に入り、あるいは状況を示して、その歌の佳さを、明快に懇切に説いている。
会津八一を苦手とし、吉野秀雄を取り上げなかった所、僕と同感である。
近代短歌、恐るべし、である。
華子様、コメントを下さり、ありがとうございます。
僕の知識も、本の上でのことです。
働いていないながら、月日の過ぎるのは早いです。
永田和宏さんは、他にも短歌入門書を書いているようです。
投稿: 新サスケ | 2015年5月18日 (月) 04:50
短歌・詩・美術など膨大な修得に私にないことで羨ましいです。年をとったら一日が特急電車であっという間の毎日に振り回されています。ブログの永田和宏さんの短歌は、しっくりしていいですね。
投稿: 華子バアチャン | 2015年5月17日 (日) 19:57