「吉野弘全詩集」
先日、久しぶりに臨時収入が少しあったので、以前より欲しかった本を、楽天ブックスより買った。
青土社「吉野弘全詩集 増補新版」(2015年3月・2刷)である。
吉野弘(1926年~2014年)の「消息」から「夢焼け」に至る11詩集、歌詞一覧、資料などを収めている。
ただし「夢焼け」は1992年・刊であって、その後の幾冊かの詩画集、写真詩集等の作品は、ここに収められていない。
価格も税込み1万円を超えるので、執着がなければ、思潮社の現代詩文庫3冊(1部の詩集に抄出がある)で充分だろう。
「荒地」の詩人たちが亡くなって行くと思ったら、その後の「櫂」の詩人も、茨木のり子、吉野弘と亡くなって行く時代となった。
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