有川浩「阪急電車」
幻冬舎文庫、2015年43版。
彼女の小説は、今年7月14日の記事(←リンクしてある)で紹介した、「レインツリーの国」に続き、2冊めである。
この本は、ドラッグストア・ゲンキーでキシリトールガムなどを買った帰途、TSUTAYAに寄って買った。税込み575円の所、Tポイント262ポイントを、ようやく使えた。
小説は、阪急電車・今津線の8駅の折り返し、16話で成っている。
恋の始まり、離別の決意、裏切った恋人と友人を呪う娘などが、折り返しで少し月日をずらして、後日譚を含めて語られてゆく。
常に前向きに終わるのは、リアルでないかも知れないが、励まされる読者がいるのだろう。僕は、今の若者の気持ちが、少しわかった気になる。
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