角川「短歌」11月号・Kindle版
角川「短歌」2015年11月号・Kindle版を、おおよそ読みおえる。
巻頭作品31首では、尾崎左永子、岡井隆、2氏に信頼を寄せている。
期待の「第61回 角川短歌賞 発表」は、清新な50首だった。阪大短歌会に属し、就職活動中の様子を描いている。
ただし優れた50首を挙げているけれども、「新しい才能の出現!」という感じではなかった。寺山修司や中城ふみ子(古いね)みたいな天才が、毎年現れていたら、歌壇は天才歌人で溢れかえっていただろう。
「選考座談会」の記事が、勉強になった。ただし副題に「他者と向かい合う歌」とある(若手歌人に向けた言葉だろう)けれども、仕事を辞して籠もりがちな僕には、籠もる秀歌もあるだろう、という気持ちになる。
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