年刊句集「福井県」第54集(2)
年刊句集「福井県」第54集(2016年3月、福井県俳句作家協会・刊)の、2回めの紹介をする。
同(1)は、先の4月17日の記事(←リンクしてある)にアップした。
どうしても気になるのは、俳句人口の多さ、アンソロジー参加者の多さである。結社やグループの半封建性、排他性は無いのだろうか。俳句は国際化して、そうしていられない事情だろうか。
また詩型が短いだけに、新鮮さを表わす競争は熾烈で、それが励みにもなっているようだ。
前回に続き、41ページより80ページまで40ページ、80名の800句を読む。
僕が付箋を貼ったのは、次の1句。K・弓子さん(「雪炎」・他・所属)の「秋桜」10句より。
人生は曲がってもよし大根蒔く
人生で曲がった事のある身には、涙ぐましい。「大根」は「だいこ」と読むか。
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