Kindle本「若山牧水大全」の全14歌集を読みおえ、それに続く「樹木とその葉」より、1回めの紹介をする。
「序文に代へてうたへる歌十首」を含め、「若葉の頃と旅」に至る8編である。
いわゆる随筆と言ってよく、紙誌の求めに応じて書かれた作品だろう。
身辺を描いたものの他に、紀行文と呼べる旅の記録があり、深い山を訪ね、川を遡っている。自然詠などに発するものかも知れないが、社会の煩わしさを嫌った、牧水の人間嫌いの1面かも知れない。
「若葉の頃と旅」以降は、どこまでか判らないが、詩編が続いており、次の機会に紹介したい。
「フリー素材タウン」より、花菖蒲の1枚。
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