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2007年9月の21件の記事

2007年9月16日 (日)

「伊藤整全集」端本

 郊外の大型電器店「百満ボルト本店」でマウスパッド(ゲーム専用の古いノートパソコンに使う)を買ったついでに近くの(と言っても車で10分くらいかかる)「BOOK OFF二の宮店」に久しぶりに行く。新潮社版「伊藤整全集」の端本5冊が1冊105円で出ていたので、勇んで買って帰った。全24冊のうち、第2,3,5,9,11巻である。すべて小説篇、戦時下の貴重な作品も入っている。第1巻の詩篇集がほしい所である。

 これらが掘り出し物かどうかは判らない(本体は少しくたびれており、元は箱にあったらしい帯もない)が、「BOOK OFF」にはまれに掘り出し物の本が出た。セドラーが現れてから店も用心するらしく、掘り出し物らしい本は殆ど並ばない。

2007年9月15日 (土)

ウメモドキ

003 006 庭のウメモドキ(梅擬き)の実が赤く色づきはじめた。この木もわが庭に古く、高さ2,5メートルくらいの落葉低木である。実は、冬の近づく頃に鳥の餌になるらしいが、現場は見ていない。雪の積もる頃までに、実はなくなっている。近くにこぼれ種から生えたらしい小さい木があって、少しだけ実もつけた。

2007年9月14日 (金)

栗の実

003  昨日、庭で栗の実を拾った。写真に載っているもので拾った全部である。その栗の木は植えてより30年くらい経っており、切り詰めた枝もあり、また自家受粉なので、毬はある程度できても、一つの毬に一つしか太った実が入っておらず、収穫はすくない。枝にはまだ少し毬が残っている。栗ご飯は無理なので、茹でて食べようと思っている。

2007年9月12日 (水)

「アリゼ」120号

002  兵庫県在住の女性詩人SYさんが送ってくださった同人詩誌「アリゼ」120号を読みおえる。彼女は福井県出身で、詩の催しで知り合い、自分たちの詩誌「群青」「青魚」を送らせて貰っている。詩22篇、エッセイ10篇と、エッセイの占めるパートも大きい。全国で多くの無名詩人が営々と頑張っている。3号雑誌とは昔の事で、100号を越える同人詩誌もたくさんある。

2007年9月11日 (火)

句集「翁面」

002  牧羊社「現代俳句選集Ⅵ-39」浅川春来亭句集「翁面」を読みおえる。彼は東京都在住、句誌「握手」(中村草田男系)所属。叙情と理性の一体化した秀句が多い。歴史上の人物の忌日を季語とした作品の多い点が特異である。三句、引いてみる。

 雑炊の米幾粒や敗戦日

 かの子忌のフレンチバター溶け易し

             踏絵の地海に夕焼はじまれり

2007年9月 9日 (日)

歌集「閑古鳥」

001  粟野けい子さんの第1歌集「閑古鳥(カッコンカムイ)」を読みおえる。2002年、砂子屋書房・刊。粟野けい子さんは北海道在住、「新墾」「未来」所属。北海道の様子を描いた作品は、僕に目新しく、印象に残る。自分の気持に正直な方らしく、夫の看取りの歌も静で、その七回忌後には家を出て、一人暮らしをされているようだ。想定外の作品がちりばめられていると、もっとハイな歌集になっていただろう。

2007年9月 8日 (土)

歌集「ナルドの壺」

001  野村詩賀子さんの第2歌集「ナルドの壺」を読みおえる。平成15年、短歌研究社・刊。野村詩賀子さんは兵庫県在住、「かりん」所属。内容は、句われ句またがりに字余り字足らずも加わり、読み下しにくい作品も散見された。テーマも僕の関心と重ならないものが多い。読み進むのに難儀する歌集であった。ある人びとには関心のある1冊かもしれない。

2007年9月 6日 (木)

「雪沼とその周辺」ほか

 002 先日、夏休みの最後の一日が取れたので、郊外の大型書店(田舎ではマイカーが必須なので、大きな駐車場をとれる郊外に大型店が建つ)に行き、文庫本を2冊買った。1冊は、おおまつさんがそのブログ「something like that」で取上げていた、連作短篇集の堀江敏幸「雪沼とその周辺」である。川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞、木山捷平文学賞を受賞しており、それらの賞の名前に、僕は芥川賞、直木賞の名前よりも弱い。その日のうちに読みおえた。この手の「泣ける」人情噺に癒しを得ている人が多いらしい。異様というか、痛ましい時代である。

 もう1冊は俵万智「トリアングル」(中公文庫)である。歌物語が本格的に復活してほしい。

2007年9月 5日 (水)

「抱朴子 ほか」

 「日本の古本屋」を通して「カラト書房」に注文していた「平凡社版 中国の古典シリーズ 4 抱朴子 列仙伝・神仙伝 山海経」が届いた。「捜神記」を含め、中国古典の神仙ものには興味がある。

 平凡社の「中国古典文学大系」は貴重だが、バラでも高価なので(16冊は持っている)、そのごく一部でも同社の軽装で安価な(古本の世界で)「奇書シリーズ」「古典シリーズ」は、読者にありがたい。

2007年9月 4日 (火)

「歌壇」9月号

 「歌壇」2007-9月号を読みおえる。短歌作品では伊藤一彦さんの30首連載「月の夜声」第9回「フェード・イン」に最も惹かれた。短歌を取り巻くように長短さまざまの散文(批評、エッセー、紹介)があり、それらを書くたくさんの人のご苦労を思う。

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