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2007年9月19日 (水)

「前登志夫歌集」

001  国文社「現代歌人文庫 8 前登志夫歌集」を読みおえる。短歌作品92ページに対し、散文(本人の歌論、エッセー、評者の歌人論、解説)が75ページとかなり多い。同じような体裁の、思潮社「現代詩文庫」シリーズと比べても飛びぬけている。ただし彼の短歌の初学者としては、為になるものである。事実、最近の「歌壇」10首連載を読んで、僕はこれまでにない親しみを感じたものである。

 「子午線の繭」より、2首、引いてみる。

死を積める春の隊商、蜂唸る野の草いきれ翳らせて行く

戸口から母がはひると夏山はともに駈けこみ叙事詩をねだる

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