サスケの本棚: 2007年11月の22件の記事

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2007年11月の22件の記事

2007年11月 2日 (金)

「歌壇」１１月号

　綜合歌誌「歌壇」２００７－１１月号を読みおえる。小島ゆかりさんが「夕月」２０首を、彼女の長女の小島なおさんが批評「石川啄木２０代の作品－鬮引くごとし」を載せている。小島ゆかりさんは「歌壇」に２０首、「桟橋」９２号に９６首、それに「現代短歌雁」（未見）にも作品を連載していて、その創作力の旺盛さ（お忙しいなかで）に驚かされる。

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2007年11月 1日 (木)

「香具師の旅」

　田中小実昌の短篇小説集「香具師の旅」（河出文庫）を読みおえる。６篇が収められている。表題作の「香具師の旅」、それから２０年後くらいの後日談「母娘流れ唄」には、福井県の福井市、勝山市、大野市などの景観と人びとが暖かく描かれていて、親しみ深い。文章としては初めのほうの「浪曲師朝日丸の話」「ミミのこと」が、彼らしくて好感を持つ。