「青魚」№68
僕が参加している同人詩誌「青魚(せいぎょ)」の第68号が出来てきた。B5判、たて2段、69ページ。僕は「年末に」「ケーキ」「草の声」「なさけない」、4篇のソネットを寄せている。巻頭2ページで恐縮である。同人費は1ページあたり幾ら、何ページにわたってもよく、津田幸男さんは「憂国でなく憂人である」他18篇(10ページ)、沙門誓道さんは「かぜ」ほか長短49篇(37ページ)を載せている。
詩「水の時間」全15連より、最初の連のみ紹介する。
水の時間
栗波和夫
半島から吹き寄せられた
きれぎれの族譜をたよりに
朽木村を越えた 金さん
異族の地 草深き川沿いの荒地に
携えた文明
携え得なかった思い
(後略)
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