ボードレール「悪の華」
ボードレール「悪の華」(安藤元雄・訳、集英社文庫)を読みおえる。これまで親しんだ堀口大学・訳は、旧かな、やや大時代的、5音句7音句が多いなどの点があったが、安藤元雄・訳はかなり現代的である。たとえば女性への呼びかけが、大学・訳では「おん身」の所を安藤・訳では「あなた」となっている。
内容的には、女性に捧げた詩、詩人の悲惨をうたった作品などが印象的で、詩集名にあるような「悪への志向」はあまり感じられない。もっとも「サタンへの連祷」等の作品もあるのだが、本気かどうかわからない。
今回より写真の画素数を、これまでの2倍にした。このブログで使える容量が、100メガより一気に2ギガになったからである。(ブログが6ヶ月続いて、規定に反するような内容もなかったからか?)。それできれいな写真を撮れるとは、僕の腕では言えない。
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