« 詩誌「果実」60号 | メイン | 「王羲之 王獻之」 »

2008年5月13日 (火)

歌集「パンセの森」

004_2 京都府在住の歌人・水原茜さんの第一歌集「パンセの森」を読みおえる。2003年、㈱生涯学習研究社・刊。

 彼女は「NHK学園短歌友の会」、「詩情歌人会」に参加。

 50歳代くらいの方らしいが、作品の感性は若く自由である。稲葉峯子さんの序文にある通り、「少女のような稚さを漂わせ」ている所もある。

 気に入りの4首を引いてみる。

君はまだ挫折を知らぬ若き獅子伸びゆく雨後の雑草に似て

プルーストを抱えて歩けば少女期のままの春風かろやかに吹く

「とりあえず深呼吸して休もうか」正解のなき問いに独語す

くたびれているねと言えばゆったりとまばたき返す陽だまりの猫

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/12575720

歌集「パンセの森」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート