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2008年11月15日 (土)

詩画集「詩集『べと』から『だんだんたんぼ』より」

002  福井市在住の詩人・山田清吉さんがお手紙とともに、自選詩画集「詩集『べと』から『だんだんたんぼ』より」(2008年10月、福井新聞社・刊)を下さった。

 酒井由美子さんが漉いた竹紙に渡辺淳(あつし)さんが絵を描き、山田さんが自作の詩を筆で書いたもの。3者の味わいのあるコラボレーションである。

 詩集のなかで、僕としては最新詩集「だんだんたんぼ」(2004年、紫陽社・刊)が好きだ。この詩集は、「北陸現代詩人賞」を受賞している。

 詩「ぐうだら」の冒頭、

子供に示しがつきませんと

息子の嫁はんに怒られ

夜中にふいと家を出た

に笑ってしまった。また「百姓の手(子供の手)」の中ほど

お前は悪くないその盗んだ手が悪いんじゃ

さあその手を切り落さねばと恐ろしい剣幕

押し切りの上にこの手を引きずり乗せる

にはジンときた。僕も悪事を重ねる身ではある。

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コメント

こぐま星座さんへ。
「喫茶コケッティ」で会ったときの、僕の話し方が悪かったのかも知れませんね。

絵も本人が書いたのかと思ったよ。竹紙ってのも本人が漉いたのかと思ったよ。

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