兵庫県在住の詩人、梓野陽子さんが、同人詩誌「アリゼ」第127号を送ってくださった。
「アリゼ」は、兵庫県在住の詩人を中心とする詩誌である。
夢や回想の詩が多い時代は、悪い時代だ。リルケは「若き詩人への手紙」の中で、「たとえ牢獄にあっても、少年時代の思い出を、詩にできる」と書いたけれども、それは牢獄という、悪い環境での詩作である。
梓野陽子さんは、エッセイ「湯川さんの笑顔」のみを、同誌に寄せている。
出版社「湯川書房」社主の湯川成一さんが亡くなられて、3ヶ月頃の文章である。彼女が亡き人を敬愛し、偲ぶ思いのよく伝わる一文である。
コメント