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2008年12月24日 (水)

「リルケ全集Ⅰ 詩集Ⅰ」

003  弥生書房「リルケ全集」(7冊本、昭和48年頃・刊)の第1巻「詩集Ⅰ」を読みおえる。

 箱、箱に紙カバー、551ページ。

 この「詩集Ⅰ」には、7冊の詩集が収められている。

 リルケは、思想的には、封建主義的・キリスト教的な反動のようである。たとえば、貧しさの賛美など。

 しかしリルケの偉大さは、それにはかかわらず、社会的事象には一切関わらずに内面を見詰めて創作を続けた、詩人の典型だったことにある。

 7詩集のうち、僕は「初期詩集」と「マリアの生涯」に、好感を持った。

 「初期詩集」では、娘たちの心情を代弁して清しく、「マリアの生涯」は厳粛である。

 この続きも、これまでと同じく、応接間のソファーで煙草を吸いながら、少しずつ読むことになるだろう。

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