兵庫県西宮市に在住の女性詩人、SYさんが、同人詩誌「アリゼ」第128号を送って下さった。
詩25篇、エッセイ等9篇、60ページと、同人詩誌としては分厚いほうだろう。
兵庫県・在住の詩人がおもに同人である詩誌で、旗を掲げての運動体ではないから、詩の志向が違うのは、当然である。
ただしこれまでは兵庫県らしいというか、「アリゼ」らしい詩風があったように思う。ただいまの危機の時代性というか、今号では同人の志向が分裂しているようだ。
また、詩による伝達の力に不安を感じるのか、呼びかけ、依願の形のフレーズを含む作品も目についた。
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