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三浦哲郎の短篇小説集「結婚の貌」を読みおえる。
中公文庫、昭和50年・初刷。
この本には12篇の、夫婦と家族をめぐる短篇小説が収められている。
家族に大小のアクシデントが起きるけれども、ややあって収まるストーリーが多い。救いの見えない話も少しある。
経済成長による経済的豊かさと、幸せな家族が信じられた、良き時代だった気がする。
バブル経済の崩壊、オウム真理教のサリン事件、阪神淡路大震災の惨事を経て、今は幸福の実感のない時代だ。
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