詩誌と詩集
同人詩誌「群青」の仲間であるAUさん(女性)が、詩誌を下さり、詩集を貸して下さった。
詩誌「間隙」は、沖縄県・在住の赤嶺Mさんが編集している。
AUさんは、詩「社会に向いているチャック」「白かゆ」を寄せた。
「社会に‥‥」は、男物のパッチを洗い干す女性の気持ちから、家庭を描く。
「白かゆ」は、おかゆの好きな女性の心情を描いて、新鮮である。
進一男・詩集「私の内なる島へ」(平成10年、沖積舎・刊)は、彼のこれまでの詩集より、島(沖縄のこと)に関わる詩を集めた、アンソロジーである。
農家の次男なのに故郷に住み古る僕と違って、沖縄という特異な地域を出て、本土(東京都など)に生きる者には、強い思いがあるようだ。
散文詩「故郷の墓地」が、ヴァレリー「海辺の墓地」を重ねて、心打つ作品である。
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