« 詩集2冊と俳誌1冊 | メイン | 「鮎川信夫全集Ⅵ 時評Ⅱ」 »

2010年1月 6日 (水)

有馬敲・詩集「島」

002  有馬敲・詩集「島」を読みおえる。

 砂子屋書房、1982年・刊。

 箱、帯補修、本体にパラフィン紙カバー。

 40歳代末になって、京都府の住家から、四国松山に出稼ぎに来た時期の、一人暮らしと周囲への遍歴を描く。

 詩人として知られながら、或いはそれ故にか、生活は拙ないようである。

 「島」とは、四国と、周囲の小島を指す。

 詩「瞽女ヶ峠」では、平家落人になぞらえて、また他の詩では、中世の遠流びとになぞらえて、住家を離れ四国で一人暮らしする中年男を哀れんでいる。

 また人間的である故に、社会秩序と相容れないという、自負もあるようだ。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/238785/22839099

有馬敲・詩集「島」を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

ブログランキング

  • 応援のクリックを、よろしくお願いします。
  • ブログ村も、よろしくお願いします。

最近のトラックバック

ブログパーツ

  • ツイートをフォローしてください。
  • 3カウンター
  • アクセス解析

更新ブログ

Powered by Six Apart
Member since 04/2007

日本ブログ村

  • 日本ブログ村のリストです。

人気ブログランキング

  • 応援の投票を、お願いします。

アンケート