大江健三郎「宙返り」下巻を読みおえる。
講談社文庫、2002年・刊。
この小説の上巻を、2009年12月1日に読みおえて(このブログに当日の記事あり)から、4ヶ月を要した。
仕事の昼休み時間に、駐車場のマイカーの中で、読み継いだからである。
下巻では、幾つかの奇蹟や、教団内部のセクトの軋轢や、カタストロフィへの緊張の高まりで読ませる。
しかし僕に、宗教信仰への気持ちが無いからだろう、教義の議論はわからないし、パトロンと呼ばれる教祖(?)がなぜ、最後に焼身自殺するのかもわからない。
大江健三郎はこの小説に、個人的な思いも織り込んでいるようだ。
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